FXの税金について

2014-10-13

FXをスタートするときは法人口座と個人口座どちらの方がいいの?

と相談されることが時々あります。

答えは年間に稼ぐ金額によって異なります。

理由としては課税項目が異なるからです。

法人口座・・・法人税

個人口座・・・分離課税(利益の20%)

となります。

法人口座でトレードした利益は経費との相殺が可能です。

しかし個人口座では無理です。

ただ、年間に稼ぐ額が異なるとわけも変わってきます。

年間1000万の利益が出る場合で考えてみましょう。

個人口座の税金・・・200万円

毎月100万円の経費を作った場合、

法人口座の税金・・・0円

となります。

ただ、3000万円に利益がなるとどうでしょう。

個人口座の税金・・・600万円

法人口座の税金・・・900万円
3000万円-1200万円=1800万円の利益の50%

となると、個人の方が税金が安くなります。

単純計算なので、その他もろもろありますが、大体こんな数字になるわけです。

要するに利益額が少ない時期は法人口座で、利益が数千万単位になるときには

個人口座で運用する方がお得というわけです。

まぁ法人口座を用意するのにも、法人を設立しないといけませんし、

決算コストも必要ですから、面倒ですけどね。

余裕がある方はされてみてもいいと思います。

ただし、法人成立して間もない企業がFX口座を開設しようとすると

断られるケースも多々あります。

また、確定申告をすれば個人口座であれば損失は3年先まで繰り越しが可能です。

確定申告をしないと損失の繰り越しはできませんので要注意です。

次回は、個人口座における損失の繰り越しについて詳しく書いていきます。

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